金持ちの妻が病気になり、最期が近づいていると感じたので、たった一人の娘をベッドのそばに呼んで、「愛するわが子よ、良い子で神様を信じているんですよ。そうすれば神様がいつもお前を守ってくれます。私は天国からお前を見下ろしてお前の近くにいますからね。」と言いました。それで目を閉じ、亡くなりました。毎日娘は母親の墓に出かけては泣きましたが、信心深く善良なままでした。冬が来て雪が墓の上に白い覆いを広げ、春の太陽がまたその雪を溶かす頃には、男は別の妻をもらいました。
その女は家へ二人の娘を一緒に連れてきました。、娘たちは顔は美しくきれいでしたが、心は汚く真っ黒でした。それから可哀そうな継子の辛い時期が始まりました。「間抜けが私たちと一緒に居間に座っていていいの?パンを食べたい人は稼がなくちゃね。台所女中は外よ。」と二人は言いました。二人は娘からきれいな服をとりあげ、娘に古い灰色の上っ張りを着せ、木の靴をはかせました。「高慢な王女様をみてごらん。なんておめかししているの。」と叫んで笑い、娘を台所に連れて行きました。そこで娘は朝から晩まで、辛い仕事をしなければなりませんでした。日の出前に起き、水を汲み、火をおこし、料理洗濯をしました。
これに加えて二人は考えられるかぎりの意地悪をしました。娘を嘲り、灰の中にエンドウ豆やレンズ豆をまいたので、娘がもう一度座って豆を拾い上げねばなりませんでした。疲れるまで働いた夜には、寝るベッドがなくて、灰があるかまどのそばでねむらなければなりませんでした。そのため娘はいつもほこりがついて汚く見えたので、二人は娘を灰かぶりと呼びました。たまたまあるとき父親が市にいくところで、二人の継娘たちにお土産に何がほしいかと尋ねました。「美しいドレスよ」と一人が言いました。「真珠と宝石をお願い。」と2番目が言いました。「それで、お前は何がいい?シンデレラ。」と父親は言いました。
「お父さん、私には帰り道でお父さんの帽子にぶつかる最初の枝を折り取ってください。」それで父親は二人の継娘には美しいドレスと真珠と宝石を買い、帰り道で緑のやぶを馬で通っていたので、はしばみの枝があたり帽子を落としました。それで父親はその枝を折って持っていきました。家に着くと継娘に望んだ品を渡し、シンデレラにははしばみの木からとった枝を渡しました。シンデレラは父親にお礼を言い、母親の墓に行き、そこに枝を植え、とても泣いたので、涙がその枝に落ち、濡らしました。
そしてその枝は大きくなり、立派な木になりました。日に3度シンデレラはその下に行って座り、泣いて、お祈りしました。そして、一羽の小さい白い鳥がいつもその木にきて、シンデレラが望みを言うと、その鳥が娘の望んだものを落としてよこしました。ところで、王様が祝祭の命令を出し、その祝祭は3日続くものとし、王様の息子が花嫁を選ぶため国の美しい若い娘は全員招待されるというものでした。
二人の継娘は自分たちもその祝祭に出ることになると聞いたとき、喜んで、シンデレラを呼び、「わたしたちの髪をといて、靴を磨いて、ベルトを締めてね。私たちは王様の宮殿の結婚式にいくのだから。」と言いました。シンデレラは言うことに従いましたが、泣きました。というのは自分もまた一緒に踊りに行きたかったからです。そして継母にそうするのを許してくれるようお願いしました。「お前はほこりと泥まみれじゃないの。それで舞踏会に行くですって?」と継母は言いました。「お前には服も靴もないのに、踊る、ですって?」
しかし、シンデレラが頼み続けたので、継母はとうとう、「レンズ豆を一皿灰の中に空けておいたから、もしお前が2時間でそれを拾ったら、一緒に行かせてあげるよ。」と言いました。乙女は裏口から庭に出て、「お友達のハトさん、キジバトさん、空の下の小鳥さんたちみんな、良い豆をかめに、悪い豆をみなさんに、拾うのを手伝ってちょうだい。」と呼びました。すると2羽の白い鳩が台所の窓から入ってきました。そのあとで、キジバトが、最後に空の下の小鳥たちがみんな羽音を立てて集まってきて、灰の間に降りました。鳩たちが頭をひょこひょこさせ、コッコッコッコッとつつき始め、残りの鳥たちもコッコッコッコッと始め、皿に全部の良い豆を集めました。
一時間もたたないうちに小鳥たちは終わってみんなまた飛び去りました。それで娘は皿を継母のところへ持って行き、嬉しく思い、今度こそ舞踏会へ一緒に行かせてもらえると信じていました。しかし、継母は「だめよ、シンデレラ、お前には服がないじゃないの、それに踊れないわよ。ただ笑われるだけだよ。」と言いました。これを聞いてシンデレラが泣くと、継母は「もし一時間で灰から二皿のレンズ豆を拾ったら一緒に行かせてあげるよ。」と言いました。
それで継母は心の中で、今度はきっとやれないわよ、と思っていました。継母が灰の中に二皿のレンズ豆を空けたとき、乙女は裏口から庭に出て、「お友達のハトさん、キジバトさん、空の下の小鳥さんたちみんな、良い豆をかめに、悪い豆をみなさんに、拾うのを手伝ってちょうだい。」と呼びました。すると2羽の白い鳩が台所の窓から入ってきました。そのあとで、キジバトが、最後に空の下の小鳥たちがみんな羽音を立てて集まってきて、灰の間に降りました。
鳩たちが頭をひょこひょこさせ、コッコッコッコッとつつき、残りの鳥たちもコッコッコッコッと始め、皿に全部の良い豆を集めました。30分もたたないうちに小鳥たちは終わってみんなまた飛び去りました。それで娘は嬉しく思い、今度こそ結婚式へ一緒に行かせてもらえると信じていました。しかし、継母は、「こんなこといくらしてもだめよ。」と言いました。
「お前は一緒にいけないよ。だってお前には服がないし、踊れないじゃないか。私たちはお前が恥ずかしいよ。」こう言ってシンデレラに背をむけると、二人の高慢な娘と一緒に急いで行ってしまいました。もう誰も家にいないので、シンデレラははしばみの木の下にある母親の墓に行き、叫びました。「ゆすって、ゆすって、若木さん、銀と金を私に落としておくれ。」すると小鳥が娘に金銀のドレスと絹と銀で刺しゅうされた上靴を落としてよこしました。
娘は大急ぎでドレスを着て、結婚式に行きました。ところが二人の姉たちや継母は娘を分からず外国の王女様にちがいないと思っていました。というのは娘は金のドレスを着てとても美しかったからです。三人はシンデレラのことは一度として思い起こさず、家で汚れたものの中にいて、灰からレンズ豆を拾っていると信じていました。王子が娘に近づき、手をとって一緒に踊りました。他の乙女とは踊ろうとしないで娘の手を放さず、他のだれかが娘に申し込もうと来ると、王子は「こちらはぼくの相手です。」と言いました。娘は夕方まで踊り、それから家に帰ろうと思いました。
しかし、王様の息子は、「あなたと一緒に行き、お伴いたしましょう。」と言いました。というのは王子はこの美しい娘がだれの娘か知りたかったからです。しかし、娘は王子から逃げ、鳩小屋に跳び込みました。王様の息子が待っていると、娘の父が来たので、見知らぬ乙女が鳩小屋に跳び込んだと話しました。父親は、それはシンデレラかな?と思いました。それで、鳩小屋をこなごなに壊すためにみんなは父親に斧とつるはしをもってこなければなりませんでしたが、誰も中にいませんでした。
みんなが帰って来たときシンデレラは灰の中で汚い服を着ていて、薄暗いランプが暖炉の上で燃えていました。というのはシンデレラは鳩小屋の裏から急いで跳び下り、はしばみの若木まで走り、そこで美しい服を脱ぎ、墓の上に置いて、鳥たちがまた服を持っていき、それから灰色の上っ張りを着て台所の灰の中に座っていたからです。次の日、舞踏会がまた新しく始まり、両親と姉たちはまた出かけてしまうと、シンデレラははしばみの木に行き、言いました。「ゆすって、ゆすって、若木さん、銀と金を私に落としておくれ。」
すると小鳥は前の日よりさらに美しいドレスを娘に落としてよこしました。そしてシンデレラがこのドレスを着て、結婚式に現れると、みんながその美しさに驚きました。王様の息子は娘が来るまで待っていて、すぐに娘の手をとり、娘とだけ踊りました。他の人たちが娘に申し込もうと来ると、王子は「こちらはぼくの相手です。」と言いました。夕方になると、娘は家に帰ろうと思いました。それで王様の息子は娘のあとをつけてどの家へ行ったか確かめようとしました。しかし、娘は王子から跳んで逃げ、家の後ろの庭に入りました。
庭の中にすばらしい梨の実がついている美しい高い木が立っていました。娘はりすのようにすばしこく枝の間によじ登ったので、王様の息子は娘がどこに消えたのかわかりませんでした。王子が待っていると、娘の父親が来たので、「あの見知らぬ乙女が私から逃げてしまいました。梨の木に登ったと思います。」と言いました。父親は、シンデレラかな?と思い、斧を持ってこさせて、木を切り倒しましたが、誰も木の上にいませんでした。
みんなが台所に入ってくると、シンデレラはいつものように灰の中にいました。というのは娘は木の反対側に跳び下り、はしばみの若木の小鳥に美しいドレスを持って行き、灰色の上っ張りを着たのです。三日目に両親と姉たちはまた出かけてしまうと、シンデレラははしばみの木に行き、言いました。「ゆすって、ゆすって、若木さん、銀と金を私に落としておくれ。」そして今度小鳥は、娘がいままで着たどのドレスよりもすばらしく豪華なドレスを落としてよこしました。そして上靴は金でした。そのドレスで舞踏会に行くと、驚きのあまり誰もどう言っていいかわかりませんでした。王様の息子は娘とだけ踊り、誰かが娘をダンスにさそうと、「こちらは私の相手です。」と言いました。
夕方になると、シンデレラは帰ろうとしました。王様の息子は娘と一緒に行きたがりましたが、娘は王子から素早く逃げたので、王子は追いかけられませんでした。ところが王様の息子は、計略を練っていて、階段中にピッチを塗らせておいたのです。それで、娘が駆け下りると左の上靴がくっついたままになりました。王様の息子がそれを拾い上げてみると、それは小さくきゃしゃですっかり金でした。次の朝、王子は父親のところにそれを持って行き、「この金の上靴に合う足の人以外の誰も妻にしません。」と言いました。すると、二人の姉たちは喜びました。と言うのは二人は可愛い足をしていたからです。一番上の娘は靴を持って部屋へ入り、履いてみようとし、母親はそばに立って見ていました。
しかし、娘は親指を靴に入れられませんでした。靴は娘には小さすぎました。それで母親は娘に小刀を渡し、「親指を切りとりなさい。お后になったらもう歩かなくて済むだろうから。」と言いました。娘は親指を切り落とし、足をむりやり靴に入れ、痛みをこらえて王様の息子のところに出ていきました。それで王子は娘を花嫁として馬に乗せ、一緒に走っていきました。ところが、二人は墓のところを通りすぎなければいけませんでした。そこに、はしばみの木の上に、二羽の鳩がとまっていて、叫びました。「振り向いて覗いてごらん、振り向いて覗いてごらん、靴の中に血があるよ。その娘には靴が小さすぎる、本当の花嫁はあなたを待っているよ。」
それで王子は娘の足を見ると血が滴り落ちているのが見えました。王子は馬を回して、偽の花嫁をまた家に連れて行き、「この人は当人じゃありません。もう一人の妹に靴を履かせてください。」と言いました。それで妹が部屋に入り靴に無事に親指を入れましたが、かかとが大きすぎました。それで母親が小刀を渡し、「かかとを少し切りなさい。お后になったらもう歩かなくて済むんだから。」と言いました。
娘はかかとを少し切り落とし、足をむりやり靴に入れ、痛みをこらえて王様の息子のところに出ていきました。それで王子は娘を花嫁として馬に乗せ、一緒に走っていきました。しかしはしばみの木のそばを通ると、木の上に、二羽の鳩がとまっていて、叫びました。「振り向いて覗いてごらん、振り向いて覗いてごらん、靴の中に血があるよ。その娘には靴が小さすぎる、本当の花嫁はあなたを待っているよ。」王子が娘の足を見下ろすと、血が靴から流れていて、白い靴下が真っ赤に染まっているのが見えました。王子は馬を回して、偽の花嫁をまた家に連れて行き、「この人も当人じゃありません。もう他に娘はいないのですか?」と言いました。
「はい、おりませんです。まだ亡くなった妻が残していった少し風変わりな台所女中はいますが、花嫁とはとんでもございません。」と父親は言いました。王様の息子は、その娘を連れてくるようにと言いましたが、母親が、「とんでもございません。あまりにも汚くてお目にかかれませんよ。」と答えました。しかし、王子があくまでも言い張るので、シンデレラを呼ばなければなりませんでした。娘はさきに両手と顔を洗ってきれいにし、王様の息子の前に行ってお辞儀をしました。王子は娘に金の靴を渡しました。それで娘は足載せ台に座り、重い木の靴から足を出して上靴に入れました。それはぴったり合いました。
そして娘が立ちあがって、王様の息子がその顔を見ると、自分と踊った美しい乙女だとわかり、「この人が本当の花嫁だ」と叫びました。継母と二人の姉たちは恐ろしくなり、怒りで青ざめました。しかし王子はシンデレラを馬に乗せ、一緒に乗って去りました。
二人がはしばみの木のそばを通ると、二羽の白い鳩が叫びました。「振り向いて覗いてごらん。振り向いて覗いてごらん。靴に血がついていないよ。靴は娘には小さすぎない。本当の花嫁があなたと一緒だよ。」そう叫ぶと二羽は降りてきて、シンデレラの肩に、一羽が右に、もう一羽が左に、とまり、そこに座ったままになりました。王様の息子の結婚式が行われることになると、二人の不実な姉たちがやってきて、シンデレラのご機嫌をとり、幸運を分けてもらおうとしました。
結婚する二人が教会に行ったとき、姉は右側に妹は左側にいました。そして鳩たちがそれぞれから片目をつついて出し、戻りは姉が左で妹が右になったので、鳩たちはそれぞれからもう一つの目をつついて出しました。こうして意地悪と不誠実のために、二人は罰せられて生涯目が見えないままでした。
There was once a rich man whose wife lay sick, and when she felt her end drawing near she called to her only daughter to come near her bed, and said, "Dear child, be pious and good, and God will always take care of you, and I will look down upon you from heaven, and will be with you." And then she closed her eyes and expired. The maiden went every day to her mother's grave and wept, and was always pious and good. When the winter came the snow covered the grave with a white covering, and when the sun came in the early spring and melted it away, the man took to himself another wife.
The new wife brought two daughters home with her, and they were beautiful and fair in appearance, but at heart were, black and ugly. And then began very evil times for the poor step-daughter. "Is the stupid creature to sit in the same room with us?" said they; "those who eat food must earn it. Out upon her for a kitchen-maid!" They took away her pretty dresses, and put on her an old grey kirtle, and gave her wooden shoes to wear. "Just look now at the proud princess, how she is decked out!" cried they laughing, and then they sent her into the kitchen. There she was obliged to do heavy work from morning to night, get up early in the morning, draw water, make the fires, cook, and wash. Besides that, the sisters did their utmost to torment her, mocking her, and strewing peas and lentils among the ashes, and setting her to pick them up. In the evenings, when she was quite tired out with her hard day's work, she had no bed to lie on, but was obliged to rest on the hearth among the cinders. And as she always looked dusty and dirty, they named her Cinderella.
It happened one day that the father went to the fair, and he asked his two step-daughters what he should bring back for them. "Fine clothes!" said one. "Pearls and jewels!" said the other. "But what will you have, Cinderella?" said he. "The first twig, father, that strikes against your hat on the way home; that is what I should like you to bring me." So he bought for the two step-daughters fine clothes, pearls, and jewels, and on his way back, as he rode through a green lane, a hazel-twig struck against his hat; and he broke it off and carried it home with him. And when he reached home he gave to the step-daughters what they had wished for, and to Cinderella he gave the hazel-twig. She thanked him, and went to her mother's grave, and planted this twig there, weeping so bitterly that the tears fell upon it and watered it, and it flourished and became a fine tree. Cinderella went to see it three times a day, and wept and prayed, and each time a white bird rose up from the tree, and if she uttered any wish the bird brought her whatever she had wished for.
Now if came to pass that the king ordained a festival that should last for three days, and to which all the beautiful young women of that country were bidden, so that the king's son might choose a bride from among them. When the two stepdaughters heard that they too were bidden to appear, they felt very pleased, and they called Cinderella, and said, "Comb our hair, brush our shoes, and make our buckles fast, we are going to the wedding feast at the king's castle." Cinderella, when she heard this, could not help crying, for she too would have liked to go to the dance, and she begged her step-mother to allow her. "What, you Cinderella!" said she, "in all your dust and dirt, you want to go to the festival! you that have no dress and no shoes! you want to dance!" But as she persisted in asking, at last the step-mother said, "I have strewed a dish-full of lentils in the ashes, and if you can pick them all up again in two hours you may go with us." Then the maiden went to the backdoor that led into the garden, and called out, "O gentle doves, O turtle-doves, And all the birds that be, The lentils that in ashes lie Come and pick up for me!
The good must be put in the dish,
The bad you may eat if you wish."
Then there came to the kitchen-window two white doves, and after them some turtle-doves, and at last a crowd of all the birds under heaven, chirping and fluttering, and they alighted among the ashes; and the doves nodded with their heads, and began to pick, peck, pick, peck, and then all the others began to pick, peck, pick, peck, and put all the good grains into the dish. Before an hour was over all was done, and they flew away. Then the maiden brought the dish to her step-mother, feeling joyful, and thinking that now she should go to the feast; but the step-mother said, "No, Cinderella, you have no proper clothes, and you do not know how to dance, and you would be laughed at!" And when Cinderella cried for disappointment, she added, "If you can pick two dishes full of lentils out of the ashes, nice and clean, you shall go with us," thinking to herself, "for that is not possible." When she had strewed two dishes full of lentils among the ashes the maiden went through the backdoor into the garden, and cried, "O gentle doves, O turtle-doves, And all the birds that be, The lentils that in ashes lie Come and pick up for me!
The good must be put in the dish,
The bad you may eat if you wish."
So there came to the kitchen-window two white doves, and then some turtle-doves, and at last a crowd of all the other birds under heaven, chirping and fluttering, and they alighted among the ashes, and the doves nodded with their heads and began to pick, peck, pick, peck, and then all the others began to pick, peck, pick, peck, and put all the good grains into the dish. And before half-an-hour was over it was all done, and they flew away. Then the maiden took the dishes to the stepmother, feeling joyful, and thinking that now she should go with them to the feast; but she said "All this is of no good to you; you cannot come with us, for you have no proper clothes, and cannot dance; you would put us to shame." Then she turned her back on poor Cinderella, and made haste to set out with her two proud daughters.
And as there was no one left in the house, Cinderella went to her mother's grave, under the hazel bush, and cried,
"Little tree, little tree, shake over me,
That silver and gold may come down and cover me."
Then the bird threw down a dress of gold and silver, and a pair of slippers embroidered with silk and silver. , And in all haste she put on the dress and went to the festival. But her step-mother and sisters did not know her, and thought she must be a foreign princess, she looked so beautiful in her golden dress. Of Cinderella they never thought at all, and supposed that she was sitting at home, arid picking the lentils out of the ashes. The King's son came to meet her, and took her by the hand and danced with her, and he refused to stand up with any one else, so that he might not be obliged to let go her hand; and when any one came to claim it he answered, "She is my partner."
And when the evening came she wanted to go home, but the prince said he would go with her to take care of her, for he wanted to see where the beautiful maiden lived. But she escaped him, and jumped up into the pigeon-house. Then the prince waited until the father came, and told him the strange maiden had jumped into the pigeon-house. The father thought to himself, "It cannot surely be Cinderella," and called for axes and hatchets, and had the pigeon-house cut down, but there was no one in it. And when they entered the house there sat Cinderella in her dirty clothes among the cinders, and a little oil-lamp burnt dimly in the chimney; for Cinderella had been very quick, and had jumped out of the pigeon-house again, and had run to the hazel bush; and there she had taken off her beautiful dress and had laid it on the grave, and the bird had carried it away again, and then she had put on her little gray kirtle again, and had sat down in. the kitchen among the cinders.
The next day, when the festival began anew, and the parents and step-sisters had gone to it, Cinderella went to the hazel bush and cried,
"Little tree, little tree, shake over me,
That silver and gold may come down and cover me."
Then the bird cast down a still more splendid dress than on the day before. And when she appeared in it among the guests every one was astonished at her beauty. The prince had been waiting until she came, and he took her hand and danced with her alone. And when any one else came to invite her he said, "She is my partner." And when the evening came she wanted to go home, and the prince followed her, for he wanted to see to what house she belonged; but she broke away from him, and ran into the garden at the back of the house. There stood a fine large tree, bearing splendid pears; she leapt as lightly as a squirrel among the branches, and the prince did not know what had become of her. So he waited until the father came, and then he told him that the strange maiden had rushed from him, and that he thought she had gone up into the pear-tree. The father thought to himself, "It cannot surely be Cinderella," and called for an axe, and felled the tree, but there was no one in it. And when they went into the kitchen there sat Cinderella among the cinders, as usual, for she had got down the other side of the tree, and had taken back her beautiful clothes to the bird on the hazel bush, and had put on her old grey kirtle again.
On the third day, when the parents and the step-children had set off, Cinderella went again to her mother's grave, and said to the tree,
"Little tree, little tree, shake over me,
That silver and gold may come down and cover me."
Then the bird cast down a dress, the like of which had never been seen for splendour and brilliancy, and slippers that were of gold. And when she appeared in this dress at the feast nobody knew what to say for wonderment. The prince danced with her alone, and if any one else asked her he answered, "She is my partner."
And when it was evening Cinderella wanted to go home, and the prince was about to go with her, when she ran past him so quickly that he could not follow her. But he had laid a plan, and had caused all the steps to be spread with pitch, so that as she rushed down them the left shoe of the maiden remained sticking in it. The prince picked it up, and saw that it was of gold, and very small and slender. The next morning he went to the father and told him that none should be his bride save the one whose foot the golden shoe should fit. Then the two sisters were very glad, because they had pretty feet. The eldest went to her room to try on the shoe, and her mother stood by. But she could not get her great toe into it, for the shoe was too small; then her mother handed her a knife, and said, "Cut the toe off, for when you are queen you will never have to go on foot." So the girl cut her toe off, squeezed her foot into the shoe, concealed the pain, and went down to the prince. Then he took her with him on his horse as his bride, and rode off. They had to pass by the grave, and there sat the two pigeons on the hazel bush, and cried,
"There they go, there they go!
There is blood on her shoe;
The shoe is too small,
Not the right bride at all!"
Then the prince looked at her shoe, and saw the blood flowing. And he turned his horse round and took the false bride home again, saying she was not the right one, and that the other sister must try on the shoe. So she went into her room to do so, and got her toes comfortably in, but her heel was too large. Then her mother handed her the knife, saying, "Cut a piece off your heel; when you are queen you will never have to go on foot." So the girl cut a piece off her heel, and thrust her foot into the shoe, concealed the pain, and went down to the prince, who took his bride before him on his horse and rode off. When they passed by the hazel bush the two pigeons sat there and cried,
"There they go, there they go!
There is blood on her shoe;
The shoe is too small,
Not the right bride at all!"
Then the prince looked at her foot, and saw how the blood was flowing from the shoe, and staining the white stocking. And he turned his horse round and brought the false bride home again. "This is not the right one," said he, "have you no other daughter?" - "No," said the man, "only my dead wife left behind her a little stunted Cinderella; it is impossible that she can be the bride." But the King's son ordered her to be sent for, but the mother said, "Oh no! she is much too dirty, I could not let her be seen." But he would have her fetched, and so Cinderella had to appear. First she washed her face and hands quite clean, and went in and curtseyed to the prince, who held out to her the golden shoe. Then she sat down on a stool, drew her foot out of the heavy wooden shoe, and slipped it into the golden one, which fitted it perfectly. And when she stood up, and the prince looked in her face, he knew again the beautiful maiden that had danced with him, and he cried, "This is the right bride!" The step-mother and the two sisters were thunderstruck, and grew pale with anger; but he put Cinderella before him on his horse and rode off. And as they passed the hazel bush, the two white pigeons cried,
"There they go, there they go!
No blood on her shoe;
The shoe's not too small,
The right bride is she after all."
And when they had thus cried, they came flying after and perched on Cinderella's shoulders, one on the right, the other on the left, and so remained.
And when her wedding with the prince was appointed to be held the false sisters came, hoping to curry favour, and to take part in the festivities. So as the bridal procession went to the church, the eldest walked on the right side and the younger on the left, and the pigeons picked out an eye of each of them. And as they returned the elder was on the left side and the younger on the right, and the pigeons picked out the other eye of each of them. And so they were condemned to go blind for the rest of their days because of their wickedness and falsehood.