
三人の怠け者 - グリム兄弟
三人の怠け者
メルヘンのグリム兄弟
ある王様に、三人の息子がいました。王様はみんな同じように可愛がっていて、自分が死んだあと、どの息子にあとを継がせたらよいかわかりませんでした。死ぬ時が近づいてきたとき、王様は三人の息子をベッドのそばに呼び、「わしがずっと考えてきたことをお前たちに話そう。お前たちのうちで最もものぐさな者に国を譲ろうと思うぞ。」と言いました。
すると、一番上の王子が、「父上、国は私のものです。というのは私はとても怠け者なので、休もうと寝転がり、滴が目の中に落ちても、眠るために目を開けませんから。」と言いました。
二番目の王子は、「父上、国は私のものです。なぜなら、私はとても面倒くさがりなので、火のそばで温まって座っているとき、脚を引っこめるよりむしろかかとをやけどさせておきますから。」と言いました。
三番目の王子は、「父上、国は私のものです。というのは私はとてもものぐさなので、首を吊られようと縄がもう掛かっていて、だれかが縄を切るための鋭い小刀を私の手によこしても、縄に手を挙げるより首を吊られた方がましですから。」と言いました。父親がこれを聞いたとき、「お前が一番ものぐさだ。お前を王にする。」と言いました。
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メルヘングリム兄弟
翻訳:
Die drei Faulen (ドイツ語)
The three sluggards (英語)
Los tres haraganes (スペイン語)
Les trois fainéants (フランス語)
三个懒汉 (中国語)
Ba hoàng tử lười (ベトナム語)
De drie luiaards (オランダ語)
Den dovneste (デンマーク語)
Kolme laiskuria (フィンランド語)
Три лентяя (ロシア語)
Os três preguiçosos (ポルトガル語)
Üç Tembel Oğlan (トルコ語)
Trzech leniuchów (ポーランド語)
I tre pigri (イタリア語)
二つの言語を比較します: